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コンラディン・クロイツァー
コンラディン・クロイツァー
11月 22日 生
1780年11月22日~1849年12月14日
ドイツのビーダーマイヤー期を代表するオペラ作曲家、ということですが、ビーダーマイヤーというのは日常的なものに目を向ける小市民の文化形態で、質素な生活様式を指します。ベートーヴェンもこの時代に属しますが、理想主義に燃えた、という意味で一線を画しますね。
この時代の音楽家の多くは「父の意向で法律を学ぶが後に音楽への道を進む」という人が多いですね。いつの時代でも音楽で身を立てていくのは難しく、官吏にでもなってくれ、という親の願いが強いのでしょう。クロイツァーもはじめは法律を学びますが、シュトゥットガルト、ドナウエッシンゲン、ウィーンのケルントナートーア劇場、ヨーゼフスタット劇場でそれぞれ楽長を務めています。
それでは出世作、歌劇「グラナダの夜営」から序曲を聴いてみましょう。
文:arcoさん
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