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アレクサンダー・ツェムリンスキー
アレクサンダー・ツェムリンスキー
10月 14日 生
1871年10月14日~1942年3月15日
シェーンベルクの3歳年上で、義理の兄です。マーラーの11歳下。リヒャルト・シュトラウスの7歳下。といえば、だいたい年代がわかるでしょうか。ロマン派の時代が最終章にさしかかり、新しい音楽の扉が開かれようとしていた頃です。
ブラームスの推薦を受け作品を出版するなど、順調に音楽人生をスタートさせました。マーラーの指揮でオペラが上演されもしました。ツェムリンスキー自身も設立されたばかりのウィーン・フォルクスオーパーやプラハの歌劇場で指揮者として活躍し、名声を博しました。初期には明快な作品を作っていましたが、次第に重厚にになってきます。しかし、身近にシェーンベルクがいたにもかかわらず調性を崩壊させることはなく、ロマン派の濃厚な香りを保ちました。
それでは初期の出世作である交響曲第2番を聴いてみましょう。
文:arcoさん
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