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アントン・ブルックナー
アントン・ブルックナー
10月 11日 没
1824年9月4日～1896年10月11日
ブルックナーは9曲＋αの交響曲を残しています。長大で「これぞクラシックのオーケストラ」という響きです。しかし、その人生は手直しの連続なのでした。ブルックナーが評価されるようになったのは50歳以降のことで、それまで作曲しては批判され続けたのでした。このため改訂という作業はブルックナーの代名詞となっているほどです。
自分自身ばかりでなく、弟子たちの筆も入っています。さらにその弟子たちの行きすぎた筆の跡を取り除いたりする作業を後世の人たちがやっています。そのために同じ曲でも何種類もの楽譜が存在するのです。例えば交響曲第3番短調ノヴァーク版第2稿、などというように。その版の違いを的確に答えられる人もいるというのですから驚きです。晩年は理解者も増え、尊敬を勝ち得ました。ウィーンで亡くなりました。
それでは最晩年の未完成となった交響曲第9番を聴いてみましょう。
文：arcoさん
アントン・ブルックナーの好きな曲をお聞かせください。